炭鉱電車が走った頃

当ブログは、かつて大牟田・荒尾の街を走っていた“炭鉱電車”をメインにしています。かつての「三池炭鉱専用鉄道」の一部は、閉山後も「三井化学専用鉄道」として運行され、2020年5月まで凸型の古風な電気機関車が活躍しました。“炭鉱電車”以外にも、懐かしい国鉄時代の画像や大牟田・荒尾の近代化遺産を紹介していますので、興味がおありの方はどうぞご覧下さいませm(_ _)m         管理人より  

カテゴリ: 惜別☆東京口ブルトレ☆ 1978

イメージ 1

“出発 進行 ”


東京駅12番線ホーム

山陰本線経由 浜田行き 寝台特急 “出雲”号

その長いブルートレイン編成の先端
今宵の牽引機 EF65PFの運転席

信号が青に変わり
運転手が、信号機確認を指さす

短いホイッスルを名残に
ゆっくりと 寝台特急 “出雲”号 がホームを離れていく・・・

山陰は、浜田までの長旅のはじまり



今宵も東京駅12番線から ブルートレインが出発していく



(つづく)

イメージ 1

“発車前のひととき ”


東京駅12番線ホーム

山陰本線経由 浜田行き 寝台特急 “出雲”号

まもなく発車のベルが鳴る頃


個室A寝台の車掌室にて、発車を待つカレチ・・・

こらはじまる長旅の業務と、発車間際のしばしの時の狭間に佇む


一瞬の時が停止し、発車のベルとアナウンスに現実が戻る時

今宵も遥か漆黒の闇夜に、一筋の明かりを灯して


ブルートレインがホームを離れていく



(つづく)

イメージ 1

“お見送り”


東京駅13番線ホーム

寝台特急 9レ“あさかぜ”1号

発車のベルが鳴り渡る頃


個室A寝台車輌前の人だかり
車内に佇む、中年ご夫婦の見送りシーン

博多への転勤見送りであろうか・・・

いくつもの別れのシーンを演出してきた東京駅12・13番線ホーム

今宵も、遥か九州は博多を目指して

ブルートレイン“あさかぜ”号がホームをゆっくりと離れていく



(つづく)

イメージ 1

“終点の東京駅はもうすぐ・・・”

一夜明け、今日もブルートレインが終点東京駅を目指して駆け上っていく

九州ブルトレ華やかななりし頃
続々と東海道本線を通過していった列車の数々も、いまはむかし・・・

さくら、はやぶさ、みずほ、富士、あさかぜ


はやぶさ・富士が廃止されて、もう1年が過ぎ去ろうとしている

九州では、いまだブルートレインの人気は衰えることなく、
リバイバル列車が運転されている昨今


いつの日にか、また九州ブルトレの復活を夢見て

2010年の今宵もまた過ぎゆく

(おわり)

↑このページのトップヘ