炭鉱電車が走った頃

当ブログは、かつて大牟田・荒尾の街を走っていた“炭鉱電車”をメインにしています。かつての「三池炭鉱専用鉄道」の一部は、閉山後も「三井化学専用鉄道」として運行され、2020年5月まで凸型の古風な電気機関車が活躍しました。“炭鉱電車”以外にも、懐かしい国鉄時代の画像や大牟田・荒尾の近代化遺産を紹介していますので、興味がおありの方はどうぞご覧下さいませm(_ _)m         管理人より  

カテゴリ: 惜別☆東京口ブルトレ☆ 1978

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序章

東京駅12番線
出発信号 赤

「まもなく12番線に、長崎・佐世保行きの寝台特急“さくら”号が入線いたします
 白線までさがって、お待ち下さい」

1978年12月・・・
初冬の夕暮れ 東京駅10番ホームより

12番線への、16:30発 長崎・佐世保行きの寝台特急“さくら”号の入線を待つ

(つづく)

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“さくら”

10番線 スカ線車両のその先
16:30発 寝台特急“さくら”号のヘッドマークが見える

通勤客で混み合う東京駅各番線にあって
12・13番線では、寝台列車の旅情がただよう頃・・・

刻一刻と発車の時間と夕暮れがせまってくる



「長崎・佐世保行きの寝台特急“さくら”号、まもなくドアが閉まります」
「お見送りの方は、ご注意ください」

今日も、東京口ブルートレインの先頭を切って
はるか九州の地を目指し、“さくら”号が発車の時を待つ



(つづく)

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“出発”

東京駅10番線から
16:30発 長崎・佐世保行き 寝台特急“さくら”号の発車を見送る

EF65牽引の青い車体が、ゆっくりと東京駅12番線ホームを離れて行く

誕生以来5年を経過した頃の14系客車
まだまだ初々しく感じる

静岡あたりだったろうか、
三段寝台のセットは・・・

ボタンを押してセットされていく、係員が乗務しての作業を見守った



そんな旅が消えて、もう何年が過ぎ去るのだろう



(つづく)

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“旅情”

東京駅12番線
長崎・熊本行き 寝台特急“みずほ”号

9番線に停車中のスカ線車両から12番線を見渡す・・・

せわしく通勤客が行きかう東京駅9・10番線の先

すでに寝台車のボックスにおさまり
ブルートレインの人となった乗客達が窓越しにかいま見れる



荷物を片付け、これから始まる夜行列車の旅に思いを馳せる頃

たまたま同じボックスに乗車した人との会話も生まれる頃

ビール片手に早速旅気分にひたろうかと思う頃




発車までの今しばしの時を待つ






(つづく)

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“機廻し”

東京駅12番線
17:00発 長崎・熊本行き 5レ“みずほ”号

10番線ホームから12番線の先を見渡す・・・

12番線に入線した 5レ“みずほ”号
機関車が切り離され、機廻し線へ

赤い尾灯を一つ点け、13番線を通過し客車の先頭に向かう



ビル街のもと、夕暮れの東京駅12番線

今日もまた、遙かなる旅路の序章が始まる




(つづく)

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“回送列車”


有楽町界隈を

日豊本線経由 西鹿児島行き 寝台特急 “富士”号

の回送列車が、始発駅の東京駅を目指して通過していく



とっぷりと日が暮れた東京の街を、

赤いテールランプを残して過ぎゆく列車・・・


あたりには、ネオンがまたたき始める頃



品川客車区からの寝台特急 回送列車が、

次々と東京駅を目指して上っていく時刻である



(つづく)

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“出張◇寝台特急”

東京駅13番線ホーム

日豊本線経由 西鹿児島行き 寝台特急 “富士”号
がすでに入線している


出張鞄をさげた、ビジネスマン風の乗客が目立つ

寝台のシートにおさまった乗客に

ホームのキヨスクにて、今宵のお供を求める人々


九州行き寝台特急の、華やかなりし時代が偲ばれる



24系客車のブルーと銀帯が美しい・・・



(つづく)

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“東京駅発車◇食堂車”

18:00丁度 東京駅13番線ホーム

日豊本線経由 西鹿児島行き 寝台特急 “富士”号
が静かにホームを離れていく

編成の中程、食堂車の5号車が目の前をゆっくりと通過

営業担当は、日食門司
3名のスタッフが発車のあいだ通路に佇み、流れゆくホームをみつめる


テーブルには、一輪挿しの花が飾られ
黄色カバーのメニューが、来客を待つ

もうじき、車内には食堂車からの案内アナウンスが流れるはずだ


ブルートレインの長旅の楽しみ、そして贅沢は食堂車での夕食
漆黒の闇夜に、流れゆく街の瞬きをさかなに飲む一杯のビール

朝日に照らされた瀬戸内の海をかすかに眺めながら
洋定食にコーヒーをすする朝食のひととき・・・



そんな夜行列車の楽しみ方も、すでに遥か彼方の語りぐさとなってしまった



(つづく)

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“カレチ”

18:20 東京駅12番線ホーム

“富士”号を見送ったホームの反対側
12番線にて、浜田行き 寝台特急 “出雲”号が出発の時を待ちます

EF65 1000番台の次位には、銀帯をしめたカニ24のブルーの車体

その横に佇む、出発前のカレチさんの後ろ姿・・・

今晩の仕事や座席の確認でしょうか?
手元を見つめ、機関車の横に歩みをすすめます


カレチさんの後ろ姿に、今宵のブルートレイン出雲”号の
快適で安全な旅を願わずにはおられません




次々と発車していく東京発の寝台特急列車たち

今宵も、5番バッター 山陰本線経由 浜田行き 
寝台特急 “出雲”号が発車のベルを待ちます



(つづく)

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“特急 出雲 浜 田 行き ”


東京駅12番線ホーム

山陰本線経由 浜田行き 
寝台特急 “出雲”号が出発の時を待つ頃・・・

ホームの詰め所窓に “特急 出雲 浜 田 ”
の文字が映し出される

夜の出発時のホームにて、
カンテラを手にした駅員の姿を見かける

長い編成の寝台特急発車・・・
発車を知らせるベルと共に、駅員が手にするカンテラの灯りが揺れる


カンテラの灯の揺らめきとともに、

ゆっくりと “特急 出雲 浜 田 ” の字幕が窓を流れていく



夜のホームにて、列車の安全運行を見守る



(つづく)

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