炭鉱電車が走った頃

当ブログは、かつて大牟田・荒尾の街を走っていた“炭鉱電車”をメインにしています。かつての「三池炭鉱専用鉄道」の一部は、閉山後も「三井化学専用鉄道」として運行され、2020年5月まで凸型の古風な電気機関車が活躍しました。“炭鉱電車”以外にも、懐かしい国鉄時代の画像や大牟田・荒尾の近代化遺産を紹介していますので、興味がおありの方はどうぞご覧下さいませm(_ _)m         管理人より  

カテゴリ: 鉱山軌道◇串木野編

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  ▲竹林の海に吞み込まれそうな軌道敷き跡
 
    撮影地:鹿児島県いちき串木野市
      撮影日:2011.11.27
 

 
   竹林の海に吞み込まれそうな軌道敷き跡
 
   地下茎の生命力は凄いと感じる
   それでも、軌道敷きには芽が出ないようだ
 
   幾重にも重なった落ち葉に、折り重なり倒れかかる竹々
   くぐり、股越し、払いのけながら進み行く
 
   片方の線路しか見えないが、もう片方は埋もれたまま・・・
   鈍く錆び付いた送水管が鎮座し延びる
 
   32年前の光景が、ここでは想像すらできないくらい竹林の海は荒れていた 
 


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  ▲手掘りの隧道が軌道敷き跡を招き入れる
 
    撮影地:鹿児島県いちき串木野市
      撮影日:2011.11.27
 

 
   32年前・・・
   1/25.000の地形図を仕入れて、彼の地を訪れた
 
   その地形図を眺めて、訪問の日のシミュレーションをした
   
   その地形図を片手に軌道敷きを辿った当日
   思いがけない光景を目にした・・・
 
   それは、地形図には表記されていなかったトンネル
   まさか、軌道敷きの最後にこの様なトンネルがあるとは
   思いもよらなかった
 
   遙か、馬車鉄道の時代に掘られたであろうこのトンネル
   
   いにしえの軌道敷きを今に残している
 

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