炭鉱電車が走った頃

当ブログは、かつて大牟田・荒尾の街を走っていた“炭鉱電車”をメインにしています。かつての「三池炭鉱専用鉄道」の一部は、閉山後も「三井化学専用鉄道」として運行され、2020年5月まで凸型の古風な電気機関車が活躍しました。“炭鉱電車”以外にも、懐かしい国鉄時代の画像や大牟田・荒尾の近代化遺産を紹介していますので、興味がおありの方はどうぞご覧下さいませm(_ _)m         管理人より  

カテゴリ: 南福岡発 回送列車

イメージ 1

▲ 忘れ去られてしまった光景

撮影日:2010年 8月31日
撮影地:久大本線 豊後森駅

豊後森だより ◇日めくり写真帳◇ 【8】 忘れ去られてしまった光景

前略

いつのまにやら、11月の声を聞くような季節が巡ってきました
今年もあと2か月となりました・・・

さて、今宵は豊後森駅の、忘れ去られてしまったような光景に注目してみましょう

今では列車がやってくることはない、何本もあるヤードの先
何のことはない、2連並んで建っている建物の図・・・

なんだか、模型のシーナリーのようにたたずむこれらの建物
奥に見える、平たい外輪山のような形状の山塊を背景にして、何とも言えずいい味だしてます

右手の2段になった屋根の建物
どのような作業に使っていたのでしょう?
                                               
じっと眺めていると、昭和の時代からしばらく時間が止まっているのではないかと思えてきます


そんな豊後森駅は、あきることなく、のんびり一日が過ごせる駅なのであります



それでは、今宵はこれにて失礼~
        
                                                        草々

イメージ 1

▲ みどりのハイデッカーが行く

撮影日:2010年 8月31日
撮影地:久大本線 豊後森駅

豊後森だより ◇日めくり写真帳◇ 【7】みどりのハイデッカーが行く

前略

久しぶりに、何の用事も仕事もない土曜日の朝をむかえた
皆さまはいかがお過ごしでしょうか・・・


午前11:58
朽ち果てた扇形車庫を右前方の視界におさめ、「ゆふいんの森」号が発車していく


銀色をまぶしたようなみどり色を纏った重厚な車輌

この車輌を、緑の山並みに囲まれたここ豊後森駅に添えてみる
今では使われることないヤードの先に



列車本数も少ないここ豊後森駅であるが

この時ばかりは、寂しげだった駅が一瞬きらめいて見えた


さて、みどりのハイデッカーを画面に見ながら、ゆったりした秋の午後を過ごすとするか・・・                                                         
                                                        草々

イメージ 1

▲ 一つとして同じ窓はなし

撮影日:2010年 8月31日
撮影地:久大本線 豊後森駅

豊後森だより ◇日めくり写真帳◇ 【6】一つとして同じ窓はなし

前略

奄美大島で記録的な雨量を計測したらしい・・・
台風銀座にある島としても、未曽有の降水量とのこと

写真の8月31日の空を見上げながら、遠く太平洋上の島を思う



その空を映して同じものはなし
そして、その空を映しだすガラスの集合体もまた同じものはなし


扇形車庫とは、合同なる台形の集合体
その台形の底辺が連なる扇形車庫の外側に、稲穂の海をかき分け近づいた・・・


うち捨てられし扇形車庫、いったいどれほどの年月が過ぎ去っていったのか
割れた窓ガラスに錆びた鉄窓枠、そしてからまった蔦がその歳月を物語る

ふと見上げた空に、一瞬黒煙がたなびいたように感じた



10月21日(木)  福岡は、どんより曇り空の早朝を迎えた
                                                         
                                                        草々

イメージ 1

▲ それは稲穂の海に浮かんでいた

撮影日:2010年 8月31日
撮影地:久大本線 豊後森駅

豊後森だより ◇日めくり写真帳◇ 【5】それは稲穂の海に浮かんでいた

前略

九州は、毎日秋晴れの晴天が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
当方は、西鉄2000形引退の寂しさから、いささか無気力感をおぼえる今日この頃でございます

そんな気分の中、豊後森だよりのつづきを綴ります


それは稲穂の海に浮かんでいた・・・

それとは・・・豊後森駅に残る扇形車庫跡

高速道路を降り、久大本線を越える陸橋からそれは姿をあらわした

豊後森駅方面からの写真でしか見たことがなかった者にとっては、意外な光景であった

それは、稲穂の海に浮かんでいた・・・



今では廃墟と化したそれは、稲穂の海と木々の緑に囲まれた座礁せる難破船のように感じられた


私は稲穂の海の岸に車を止め、稲穂の海をかき分けそれに近づいてみたいと思った

明日は、か細い稲穂の海の畦道を辿りたいと思う・・・

                                                          草々

イメージ 1

▲ 一条の線路は駅へと連なる

撮影日:2010年 8月31日
撮影地:久大本線 豊後森駅

豊後森だより ◇日めくり写真帳◇ 【4】一条の線路は駅へと連なる

前略

線路はつづくよ何処までも・・・
線路のある風景は大好きです
何の変てつもない風景ですが、何か人生のひたむきな姿を感じます

今宵は、そんな鉄路の風景が瞼から離れません


真っ直ぐの線路の先には、豊後森の駅

線路脇の勾配標は、過ぎゆく人生のよき同伴者であるかのようです


ここを、毎日定時に列車が過ぎゆきます

架線柱も電線も何もない・・・
そんな鉄道の原風景を思わせる鉄路風景に、しばしの過ぎゆく時を忘れます


耳を澄ませば、高原の駅にこだまする軽やかな列車音が聞こえてくるようです
コトン コトン コトン・・・・

それは今宵の子守歌
                                                          草々

イメージ 1

▲ メルヘンの黄色い気動車

撮影日:2010年 8月31日
撮影地:久大本線 豊後森駅

豊後森だより ◇日めくり写真帳◇ 【3】メルヘンの黄色い気動車

前略

深まり行く秋の一日・・・
今頃は、豊後の秋にススキが似合っていることでしょう

九州とはいえ、冬になるとかなりの積雪もあるという、ここ玖珠町は豊後森駅
跨線橋の赤いスレート屋根を見るたびに、白銀の世界を思いうかべます


そんな駅に、黄色い気動車を置いてみます

かつて、青い客車を引いてはしった機関車も良かったのですが
この黄色い気動車も、メルヘンの町にはふさわしく思えます

黄色以外にも、赤や緑の気動車も置いてみます


そして、クリームと赤のツートンカラーに塗られた卵形の気動車も置いてみましょう

昔の夢物語ですが、童話の里 玖珠町にはそんな気動車達がお似合いです


今宵は、そんな夢物語を脳裏に描きながら眠りにつくといたしましょう・・・・


今夜はこの辺でペンを置くことにいたします
                                                        草々

イメージ 1

▲ 今も昔も枕木は語らず

撮影日:2010年 8月31日
撮影地:久大本線 豊後森駅

豊後森だより ◇日めくり写真帳◇ 【2】今も昔も枕木は語らず

前略

連休明けの一日の夜・・・ 皆様いかがお過ごしでしょうか?
いつの間にか10月も半ば~、大学生さん達にとっては後期の授業が本格化した頃でしょうか。

管理人の私といえば、今宵もパソコンに向かい、昨日始めたばかりの『豊後森だより ◇日めくり写真帳◇』のお手紙綴ってます。

今宵のお供の写真は、何の変哲もない枕木の列です。
この風景を眺めていると、何かしら淋しいようでありながら、何処かしら枕木が語りかけてくるような気がしてくるのです。


「枕木さん達よ、そこでいつから並んで立っているの?」

「ところで、奥に廃墟と化した扇形車庫が見えるけど、昔の賑わい知ってます?」

「えらく広い構内だけど、傍らの草生した線路に最後に列車がやってきたのはいつ頃かい?」


もしも枕木が答えてくれるのであれば、答えて欲しい・・・・



豊後森駅の構内は、一編のポエムが生まれ出るような、そんな詩的な風景が広がっているのでした。



それでは、今宵はこの辺で・・・

みなさん、お休みなさいませ~

                                                               草々

イメージ 1

▲ 夏の終わりの構内

撮影日:2010年 8月31日
撮影地:久大本線 豊後森駅

豊後森だより ◇日めくり写真帳◇ 【1】夏の終わりの構内

前略

秋の清々しい晴天が広がる九州は福岡、ブログをご覧の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
三連休は仕事ではじまった管理人も、やっとのんびりした休日がおとずれました。

昨日の夕方、芝刈りをしたばかりの庭に朝露がおりるころの季節、
パソコンに向かいながら、何をUPしようかと思案中でございます・・・。


さ~て、暑かった夏の終わりに訪れた豊後森を写真で巡ってみるとしようかな。
題して『豊後森だより ◇日めくり写真帳◇』



よろしかったら、大分県玖珠町の久大本線豊後森駅界隈の写真を、お気軽にご覧下されば幸いでございます。
第1回は、広々とした豊後森駅構内の様子でございます。



それでは、ゆったりとした時間に、これまたゆったりとした豊後森駅の風景をお楽しみ下さいませ。

                                                             草々

イメージ 1

▲ “鉄道趣味”三昧 ①

撮影日:2010年8月29日
撮影地:JR九州 博多運転区

博多運転区まつりへGO (最終回) ~“鉄道趣味”三昧~

八月の最終日曜日は・・・博多運転区まつりへGO  ~つづき~

ED76 66と“あさかぜ”ヘッドマークのコラボのお次は・・・・
題して“鉄道趣味”三昧とな?

久しぶりにサボなるものを購入しました(*^_^*)
鉄道部品や鉄道グッズ収集が趣味の方、大勢おられるのですね~
この日も、入場するやいなや販売コーナーへ一直線!(^^)! という方がいらっしゃいました。

私といえば・・・ほぼ皆さんお目当てのものが無くなりかけた頃に、ちょいとだけ覗いてみました。
プラサボということで、お値段もお手頃だったので、余った?サボの中から2枚ゲット(^_^)v
それが、TOPの写真でございま~す。

ちょいと古い時代になった「特急」と「8号車」のサボ~ 
「8」“エイト”っていう数字、末広がりで縁起良さそうでしょう(?_?)
早速、自宅の本箱に飾ってます。

ちなみに、今までの私の数少ないサボコレクションはというと、①「雲仙」&「さつま」“門” ②「瀬戸」“品” のたったの2枚です。でもこのサボ、①は琺瑯のいい味出してるし、②はアルミのサボなんですよ。ちなみに、ななんと~ 今を去ること35年くらい前に友達からタダで貰ったもの(@_@)

持つべきは、良き友かな~ でございます。


イメージ 2

▲“鉄道趣味”三昧 ②


イメージ 3

▲“鉄道趣味”三昧 ③
 

イメージ 4

▲“鉄道趣味”三昧 ④

 
イメージ 5

▲“鉄道趣味”三昧 ⑤


イメージ 6

▲“鉄道趣味”三昧 ⑥


イメージ 8

▲“鉄道趣味”三昧 ⑦


イメージ 7

▲“鉄道趣味”三昧 ⑧




(つづく)

イメージ 1

▲ED76 66と“あさかぜ”ヘッドマーク “あさかぜ”三昧 ①

撮影日:2010年8月29日
撮影地:JR九州 博多運転区

博多運転区まつりへGO (4) ~“あさかぜ”三昧~

八月の最終日曜日は・・・博多運転区まつりへGO  ~つづき~

“はやぶさ”のヘッドマーク付き、真っ黒になったDE101753のお次は・・・

“あさかぜ”登場です(*^_^*)
博多は“あさかぜ”に決まっとろうもん!(^^)!
ということで、ED76 66と“あさかぜ”ヘッドマークのコラボでございます。

出来ることなら、機関車はED731003といきたいところですが、それば夢物語でございます。
DE10に引き続き、機関車とヘッドマークを激写(~o~)

機関車のディーテール観察をかねて、どうぞご覧あれ~


イメージ 2

▲“あさかぜ”三昧 ②


イメージ 3

▲“あさかぜ”三昧 ③
 

イメージ 4

▲“あさかぜ”三昧 ④

 
イメージ 5

▲“あさかぜ”三昧 ⑤


イメージ 6

▲“あさかぜ”三昧 ⑥



(つづく)

↑このページのトップヘ