2011年05月16日 冬の朝日を浴びる第二竪坑 冬の朝日を浴びる第二竪坑 補修工事が行われる前の第二竪坑 冬の凍てつき澄んだ空気は美しい そして、100年の齢を重ねる煉瓦も美しい 朽ちた竪坑櫓も美しいと言いたいところだが やはり現役時代のように生きた感じがしないのは寂しい 廃墟然とした万田坑の姿 2009年1月2日 早朝
2011年07月05日 万田坑 2008.11.3 (29) 山の神 山 の 神 第二竪坑巻揚機室の北側 今も山の神の石祠(せきし)が残る 坑夫たちは、入坑前にはここで必ず安全を祈願をした 今も万田坑を訪れると、すぐに目に飛び込んでくる 山の神の祠(ほこら) ここを訪れる者達が、もはや入坑することはないが やはりここで手を合わさずにはおられない 石祠(せきし)には大正5年、灯籠には大正6・7年・・・ 花立てや賽銭箱にも奉納年や奉納者が刻み込まれている (つづく)
2011年08月06日 万田坑 2008.11.3 (30) 巻揚機操作桿 巻 揚 機 操 作 桿 第二竪坑巻揚機室・・・ 薄暗い巻揚機室にあって その操作桿の存在感の大きさを思う 暗く狭い地底の坑底に、この操作桿にて坑夫をおくる 人命をあずかるこの操作桿 巨大な巻揚機の心臓部である (つづく)
2011年09月13日 オイル柄杓 ~万田坑~ オ イ ル 柄 杓 第二竪坑巻揚機室の一隅 閉山時のままに時が止まったかのよう 十年以上経ても、ここには人の手が入ることなく ただ移ろいゆく時が過ぎていくだけ 今もまだ、巻揚機は息づいている (つづく)
2012年03月05日 2010.5.5 巨大コンクリート壁 巨大コンクリート壁 巨大で頑丈なコンクリート壁がそびえ立つ ちょっとやそっとでは壊れそうにない 100年以上経た今もビクともしないこの姿を見てくれ それにしても、植物の繁殖力は旺盛なものである この様な無機質のコンクリート壁にも 緑が五月の風にそよぐ・・・ あたかも、天空のラピュタのごとく 鋼鉄の櫓を支えていたコンクリート壁が ここ万田に鎮座する (つづく)
2013年05月11日 2013.5.5 矢 弦 車 矢 弦 車 5月晴れのもと、青空を背景に竪坑櫓を望む 美しく塗装され竪坑の上部に 二つの矢弦車がある 今では深い地底へケージを降ろすこともなく じっとして回転することはない かつて頑丈なケーブルを巻き上げていた矢弦も 静かなオブジェのように天空に鎮座している (つづく)
2013年05月20日 2013.5.5 蔦 蔦 五月晴れと蔦の緑に誘われて 久々にこの場所にやってきた 地に立って天空を見上げると そこには澄みわたった青空に 蔦の新緑の緑が萌えはじける 「天空のラピュタ」の最終場面 緑なす幸福な光景が去来した 幾多の歴史をのみこんだ光景 この地から万田坑を思索する (つづく)