カテゴリ: 万田百景
万田坑 2009.11.3 1年後の 第二坑 坑口
万田坑 2008.11.3 (15) 第二坑 坑口のコンクリート壁
万田坑 2008.11.3 (16) 第二坑と第一坑を結ぶ隧道
万田坑 2008.11.3 (17) 隧道に連なる線路と炭がん
万田坑 2008.11.3 (18) 隧道入口とカーブした線路、そして炭がん
◆万田坑 近況報告 ~4/25の一般公開向け整備が進行中~
▲朝日に輝く万田坑
撮影日:2010年 3月27日
撮影地:熊本県荒尾市 旧万田坑
撮影地:熊本県荒尾市 旧万田坑
昨日、昨年の11月以来の万田坑を訪ねました。
しばらくの間、竪坑櫓や巻揚機室の補修工事が行われ、一般公開が中止されていた万田坑。
このほど、巻揚機室の補修工事(建物を鉄材にて補強する)も完了し、再びその煉瓦建築の全貌を見ることができるようになりました。
しばらくの間、竪坑櫓や巻揚機室の補修工事が行われ、一般公開が中止されていた万田坑。
このほど、巻揚機室の補修工事(建物を鉄材にて補強する)も完了し、再びその煉瓦建築の全貌を見ることができるようになりました。
ところが、予想外のことが起きてました(@_@)
内部での補強工事と単純に考えいましたが、壁面に金属部分がむき出しになっています。(TOPの写真)一部煉瓦で埋められていた窓の部分が元に戻され、窓ガラスなども取り替えているようです。切妻上部の丸窓には、かつて“三井”の文字があしらわれていましたが、それは復元されていません。詳細にみると、他にも多くの変更箇所があるかも知れません。補修を終えた万田坑を眺めながら・・・捲揚機室の竣工当時はどのような姿だったのか?・・・ふと疑問がわきました。
とりあえず、今回の補修工事がこのように一部外観の変更をもって行われたことを報告しておきます。
内部での補強工事と単純に考えいましたが、壁面に金属部分がむき出しになっています。(TOPの写真)一部煉瓦で埋められていた窓の部分が元に戻され、窓ガラスなども取り替えているようです。切妻上部の丸窓には、かつて“三井”の文字があしらわれていましたが、それは復元されていません。詳細にみると、他にも多くの変更箇所があるかも知れません。補修を終えた万田坑を眺めながら・・・捲揚機室の竣工当時はどのような姿だったのか?・・・ふと疑問がわきました。
とりあえず、今回の補修工事がこのように一部外観の変更をもって行われたことを報告しておきます。
竪坑や巻揚機室以外にも、万田坑周囲の整備が急ピッチで進んでおりました。
近くの沈澱池の周囲や元職員社宅があった一部の藪が取り払われ、現在芝生の植え付け作業中です。また、旧汽罐場や煙突土台周囲部、それに脱衣場があった部分は整地されて砂がまかれています。
沈澱池もきれいに清掃が行われ、その水面には万田坑が写し出されていました。このように周りの整地や藪が取り払われたことから、今まで目にすることができなかった様な万田坑の光景を見ることができるようになっています。しかし、一方ではあまりにも周囲の整備が進み、かつてのような廃坑としての趣がなくなったと感じる向きもあることでしょう。
近くの沈澱池の周囲や元職員社宅があった一部の藪が取り払われ、現在芝生の植え付け作業中です。また、旧汽罐場や煙突土台周囲部、それに脱衣場があった部分は整地されて砂がまかれています。
沈澱池もきれいに清掃が行われ、その水面には万田坑が写し出されていました。このように周りの整地や藪が取り払われたことから、今まで目にすることができなかった様な万田坑の光景を見ることができるようになっています。しかし、一方ではあまりにも周囲の整備が進み、かつてのような廃坑としての趣がなくなったと感じる向きもあることでしょう。
私的には、補修工事などでの変更箇所は、必要最小限に留めるべきだと考えます。また、沈澱池や職員住宅など、周囲の環境についても同様だと思います。駐車場や観光客に対応する施設については、少し不便かも知れませんが離れた場所でもいい。そこから歩いてもらって、万田坑を含む炭鉱関連の遺産についての雰囲気も味わってもらう。それくらいの“不便”も、これら近代化遺産の保存と公開には必要だと考える次第です。
さて、4月25日には一般公開が再開されます。
色々なイベントも荒尾市で準備されているようですので、補修工事完了なった万田坑を皆さん訪れてみてはいかがでしょうか。
色々なイベントも荒尾市で準備されているようですので、補修工事完了なった万田坑を皆さん訪れてみてはいかがでしょうか。
それから、地下道に通じる通路もすっきりして、かつてのような姿を取り戻しています。できたら通路として復元し、中にも自由に入れるようにして欲しいと思います。
万田坑 近況報告 その2 ~さくら咲く~
万田坑 近況報告 その3 ~万田公園のさくら~
▲万田公園のさくら
撮影日:2010年 3月27日
撮影地:熊本県荒尾市 万田公園
撮影地:熊本県荒尾市 万田公園
万田坑の南側、
万田炭鉱館横の万田公園のさくらです。
万田炭鉱館横の万田公園のさくらです。
公園の池の周り、万田山(袴岳)を背景に今年もさくらが咲きました。
かつては花見客で賑わい、荒尾の名所の一つとして絵葉書「熊本百景」の一枚にもなっています。
公園にはプールがあり、池の東側には山の神もありました。
今ではプールは埋められ、山の神神社もありません。
プールの外枠、そして神社に至る階段が残っています・・・
プールの外枠、そして神社に至る階段が残っています・・・
万田坑を訪れた際は、周りの社宅跡やこの公園にも足を運んで欲しいものです。
(つづく)