炭鉱電車が走った頃

当ブログは、かつて大牟田・荒尾の街を走っていた“炭鉱電車”をメインにしています。かつての「三池炭鉱専用鉄道」の一部は、閉山後も「三井化学専用鉄道」として運行され、2020年5月まで凸型の古風な電気機関車が活躍しました。“炭鉱電車”以外にも、懐かしい国鉄時代の画像や大牟田・荒尾の近代化遺産を紹介していますので、興味がおありの方はどうぞご覧下さいませm(_ _)m         管理人より  

カテゴリ: 三池炭鉱専用鉄道敷跡

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 ▲34.宮原坑に残る引き込み線橋台跡

   撮影日:2013年 1月 1日
  撮影地:宮原坑跡 



 宮原坑のすぐ西側・・・
かつて第一竪坑があった方向に向け、人知れず煉瓦遺構が佇む

たぶん、この煉瓦遺構に沿って排水路があったのだろう
専用鉄道から上ってきた引き込み線は、現在も残る第二竪坑脇から汽罐場へのびていた

細い排水路を鉄橋で渡った鉄道は、汽罐場へと石炭を運んだのだろうか・・・

第二竪坑に巻揚機室ばかりに目を奪われる宮原坑跡の裏側に
かつての第一竪坑に汽罐場、そして選炭場をかいまみた思いがした

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▲今月(9月)の一枚 : 鉄道の痕跡
  撮影日:2013年 1月 1日
  撮影地: 大牟田市米生町



  
台風がやってきて
一気に秋の空気を運んできた

非常な酷暑の夏が終わる


こうして、また季節が巡り来て
徐々にその痕跡を朽ちさせながら去ってゆく

いつか人々の記憶からも消え去る時が来るだろうか

朽ちた枕木の列は、鉄道があったことを物語る


 

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▲今月(5月)の一枚 : 緑のアーチ
  撮影日:2014年 4月19日
  撮影地:旧三池鉄道玉名支線跡
  


      見る人が見れば、思い出す
      見る人が見れば、懐かしむ
      見る人が見れば、・・・

      連なる緑のアーチ
      切通しをゆく細き轍
      炭鉱電車が通った道

      見る人が見れば、思い出す
      見る人が見れば、懐かしむ
      見る人が見れば、・・・

      旧三池鉄道玉名支線
      緑のアーチをぬけると
      そこは大平駅ホーム
  



 

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▲36.史跡 三池炭鉱専用鉄道敷跡

   撮影日:2014年 4月19日
  撮影地:大牟田市



国史跡に指定されている「三池炭鉱専用鉄道敷跡」の端っこ
かつて三池港にあった貯炭トンネルへと緩やかに登り行く築堤の途中
早米来のガードの少し四山寄り

人知れず小さな煉瓦づくりの遺構が残る
今では干上がっているが、往時は狭い水路があったようだ

いつしか訪ねた折は、ゴミ捨て場の体であったこの場所
史跡の指定をうけたからでもあろう
周りもすっきりと整備され、美しい姿で明治の威厳を保っていた

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▲今月(9月)の一枚 : 幅広いホームに到るスロープ
  撮影日:2013年11月 4日
  撮影地:三池鉄道 旧原万田駅
  


今では誰も訪れることのない原万田駅ホーム
線路敷に、時より犬の散歩姿を見かけるくらい

駅南側の今ある瀟洒なレストランでランチを賞味する
ランチ後のお散歩としゃれこんだ


この駅からは、かつて玉名支線が分岐していたが
今も立派なホームが残る

駅周辺にあった社宅、炭住も今はなく
現代風の郊外レストラン&ショッピングセンターに姿を変えた

幅広いホームに到るスロープに、往時のよすがを見る
    
 

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▲原万田駅  ~三池炭鉱専用鉄道敷跡~


5/4は~三池炭鉱鉄道敷跡ひとめぐりウォーク(^o^)

ゴールデンウイークにいよいよ突入ですね(*^_^*)
皆さんは、楽しいご予定がおありでしょうか
もし、まだご予定のない方は~
5/4(月)の三池炭鉱鉄道敷跡ひとめぐりウォーク”に参加しませんか

大牟田石炭産業科学館主催のイベントで、集合時間やコースの詳細は以下のHPをご覧下さいませ↓↓↓

コースは17㎞の健脚コースとなっています。
5月の清々しい季節に、国史跡に指定されてる「三池炭鉱専用鉄道敷跡」を歩いてみませか!(^^)!
参加費は無料ですので、興味がおありの方々は是非ご参加下さい。
ちなみに、もちろん管理人も参加いたしますよ

さて、以下にコース中のポイントをいくつか紹介しておきましょう・・・・
三池港から宮浦坑まで、順番にめぐります


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▲早米来ガード ~かつて高架桟橋に通じた鉄道敷き跡ガード、明治の煉瓦が今も残る~




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▲西原駅跡  ~今も往時のまま残る対面式ホームがいにしえを偲ばせる~




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▲原万田駅跡  ~島式ホームのスロープに残る手すりで囲まれた樹木~




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▲万田坑附近に残る勾配標  ~いたるところにキロポストや勾配標が今も残る




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▲万田駅跡  ~線路敷跡やホーム跡の周りには維持管理のためにチップが敷かれている




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▲宮原坑横の線路敷き跡  ~今もコンクリート枕木が残る かつては複線の線路敷きだった




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▲くろばし  ~かつては“くろばし”と呼ばれた古レールを使った跨線道路橋がいくつもあった




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               ▲宮浦坑跡  ~大牟田に唯一残る煉瓦煙突




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 ▲今もどっこい動いてる“炭鉱電車”  ~宮浦石炭記念公園より俯瞰撮影できます





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▲妙見(みょうけん)駅ホーム跡      2015.3.21撮影



  ◇◆新書庫「三池炭鉱専用鉄道敷跡」を立ち上げました!(^^)!◆◇

 2015年5月4日~世界遺産への登録の可否を調査する諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス、本部・パリ)が、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」について、「登録が適当」と国連教育科学文化機関(ユネスコ)に勧告しました。これを記念して、登録資産の一部である「三池炭鉱専用鉄道敷跡」の書庫を設けました。とりあえずは、これまで他の書庫にUPした関連記事を、一括してこの書庫に移動させます。史跡でもある「三池炭鉱専用鉄道敷跡」を訪れる際の参考にしていただければ幸いです






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         線路は続いていたはずだよ~どこまでも (?_?)

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           ▲ 宮原坑と鉄道敷跡  ~世界遺産:三池炭鉱専用鉄道敷跡~


5/4は~三池炭鉱鉄道敷跡ひとめぐりウォーク(^o^)


皆さん~ゴールデンウイークの楽しいご予定がありでしょうか
もし、まだご予定のない方は・・・

 5/4(水)の三池炭鉱専用鉄道敷跡ひとめぐりウォーク”に参加しませんか

昨年度からはじまったこのウォーキング・・・
今年は、少し短めの約17㎞健脚コースとなっています。
5月の清々しい季節に、世界遺産&国史跡に指定されてる「三池炭鉱専用鉄道敷跡」を巡ってみませか

主催は大牟田石炭産業科学館で、集合時間やコースの詳細は以下のHPをご覧下さいませ。ちなみに参加費は無料、募集人員は25名となっています(要予約)
↓↓↓



ちなみに、もちろん管理人も参加いたしますよ





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▲ 万田坑と鉄道敷跡に残る5 ㎞ポスト  ~写真右手奥が三池港につづく鉄道敷跡~

  





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