炭鉱電車が走った頃

当ブログは、かつて大牟田・荒尾の街を走っていた“炭鉱電車”をメインにしています。かつての「三池炭鉱専用鉄道」の一部は、閉山後も「三井化学専用鉄道」として運行され、2020年5月まで凸型の古風な電気機関車が活躍しました。“炭鉱電車”以外にも、懐かしい国鉄時代の画像や大牟田・荒尾の近代化遺産を紹介していますので、興味がおありの方はどうぞご覧下さいませm(_ _)m         管理人より  

カテゴリ: 西鉄紀行

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撮影日:1975年10月26日
撮影地:県庁前~東中州

西鉄福岡市内線 (6) 東中州

10回にわたってお送りする、1975年の西鉄福岡市内線の6回目は・・・

那珂川にかかる西大橋を行く市電です。
夜の中州にはしばらくご無沙汰ですが、今も昔も那珂川沿いにはネオンが沢山瞬いております。
昼間のネオンを背景に、市電が西大橋を渡っていきます。

☆夜の中州で一杯ひっかけて、ほろ酔い気分で市電に揺られて帰宅の途につく・・・
 薄暗い車内で、あの“チンチン”という音を聞きながら、ガタゴト揺れてみたかったものです(^O^)

★実は、そんな体験がもしかしたら近い将来復活するかも知れません(@_@)
 本日の朝日新聞(朝日新聞西部本社版)の社会面を覗くと・・・
 “福岡市に再び路面電車を” の見出しがおどっています。
 記事には・・・「西日本鉄道が、福岡市の路面電車復活に向けた検討を始める」とあるではありませんか。
 今後10年の経営方針のなかに「LRT(新型路面電車)導入の検討」が盛り込まれたのでした。
 

う~ん、ほんとにほろ酔い気分で市電に乗れるかも(*^_^*)
もちろん、復活した路線にはかつての市電を走らせるのだ!(^^)!

皆さんで応援しましょう!! 福岡市内電車の復活を!(^^)!


(つづく)

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撮影日:1975年10月26日
撮影地:県庁前

西鉄福岡市内線 (7) 県庁前

10回にわたってお送りする、1975年の西鉄福岡市内線の7回目は・・・

県庁前停留所の、西新行き市電です。
ちょうど後ろに、大同生命福岡支店の煉瓦ビルが見えます。この角度からだと、丸いドームがよく見えますね。
拡大してみると・・・沢山のハトがドームで一休みしておりますな(~o~)

廃止まであとわずかになったこの日、県庁前の歩道を行き交う人々に注目してみると・・・
多くの視線が市電に注がれていることが見て取れます。
「ここを市電が走るのも見納めやね」 なんていう会話が聞こえてきそう。

休日のためか、車道を行きかう車はタクシーばかりです。
これくらいの混みようであれば、まだまだ市電が生き残れるような感じを受けます。

ところで、県庁の中州寄りには、大きな銀杏の木が植わっていたんですね(*^_^*)
かなり大きなこの銀杏の木、今は県庁と共にもうありませぬ・・・。


今となっては懐かしい、県庁前の市電の風景です。



(つづく)

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撮影日:1975年10月26日
撮影地:県庁前

西鉄福岡市内線 (8) 県庁前 その2

10回にわたってお送りする、1975年の西鉄福岡市内線の8回目は・・・

県庁前停留所から見上げた、当時の「福岡県庁」と西新行きの市電です。
レトロな門柱に、石造りと赤いとんがり屋根の県庁舎だったんですね(@_@)
30年程前の記憶が、少しだけ甦ってきました。

この県庁舎の中には、一度も入ったことはありませんでした。

そういえば・・・、
解体された県庁の石材が、県営春日公園の噴水広場を囲む塀に再利用されているのを思い出しました。


今では、アクロス福岡の瀟洒な建物のある場所に、県庁前停留所がありました。


(つづく)

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撮影日:1975年10月26日
撮影地:県庁前

西鉄福岡市内線 (9) 県庁前 その3

10回にわたってお送りする予定だった、1975年の西鉄福岡市内線・・・
10枚撮影したと思っていた福岡市内線でしたが、9枚しかありませんしたm(_ _)m

今は、アクロス福岡の瀟洒な建物となった旧県庁。
その旧県庁前には、今も昔も変わらぬ場所があります。

それは、“水鏡天満宮”です。

そうです、知る人ぞ知る“天神”さまです。
もちろん、この“水鏡天満宮”が九州一の繁華街である「天神」の地名の由来であります。

その“水鏡天満宮”の境内から、門を額に見立てて市電を撮影したのでした。
市電をよく見てみると・・・
張上げ屋根の301系ですね。 301~305の5両しかいなかった貴重な車両です。

そう言えば、連接車を撮影したことが一度もありませんでした。
熊本市電では、まだ活躍しているでしょうか?
今一度、路面にて撮影したいものです。


(おわり)

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撮影日:1979年 2月 7日
撮影地:福岡市 循環線(潟洲町電停付近)

1979◇西鉄福岡市内線 (1) 潟洲町

9回にわたってお送りしてきた、1975年の西鉄福岡市内線。

シリーズは引き続き・・・1979年の西鉄福岡市内線に出発進行(^_^)v
第1回目は、潟洲町の専用軌道を行く市電です。

千鳥橋方面からやってきた循環線は、ここ潟洲町にて国道3号線とクロスして
しばしの専用軌道に進みます。

後追いで、しかもビルの蔭に入ったタイミングの悪い写真で失礼いたしますm(_ _)m
写真奥が千鳥橋方面、今も昔の佇まいのまま残る石蔵酒造の白壁と煙突が中央に写っています。

1979年の2月7日、実は西鉄福岡市内線全廃の4日前・・・。
廃止を目前にして、残存していた循環線と貝塚線の撮影に出かけたのでした。
この日は、当時使っていたコダクロームの他にエクタクロームを一本携えての撮影行。

福岡市博多区堅粕の専用軌道の一コマです。


PS お気に入りのブログに登録している連写2眼×2.5・ローカル私鉄を訪ねた日々の記事に刺激され、西鉄福岡市内線のシリーズを再開いたします(^_-) 



(おわり)

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撮影日:1979年 2月 7日
撮影地:福岡市 循環線(潟洲町~緑橋)

1979◇西鉄福岡市内線 (2) 潟洲町~緑橋

1979年の西鉄福岡市内線シリーズ
第2回目は、潟洲町~緑橋電停間の専用軌道を行く市電の続きです。

1回目の写真より緑橋電停寄りに歩みを進めます。
ほどよくカーブした専用軌道を、のんびりとした風情で市電が通過します。

電車が近づいているのに、のんびり踏切を渡るおじさん・・・
もちろん、警報機などはありません(^_-)

軒先をかすめるようにして走る市電・・・
軒下の洗濯物に自転車・・・
専用軌道敷内を道路がわりに歩く人々・・・
斜めに傾いた電柱にトタン屋根・・・

どれもが懐かしい空気をかもしだします。


ちょうど、今から30年前の博多の風景です。



(つづく)

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撮影日:1979年 2月 7日
撮影地:福岡市 循環線(潟洲町~緑橋)

1979◇西鉄福岡市内線 (3) 潟洲町~緑橋

1979年の西鉄福岡市内線シリーズ
第3回目は、潟洲町~緑橋間の御笠川に架かる専用橋を渡る市電です。

短い区間の専用軌道をたどり、緑橋電停にやってきました。
御笠川(石堂川)を渡り、潟洲町方面に去りゆく市電を撮影。

センターポール方式の架線に、煉瓦の橋脚が古きよき時代を感じさせます。
右手奥に高層ビルが建築中ですが、ご覧のようにまわりはまだまだ古い家並みを残す博多の街でした。
橋を行く自動車もまばらなこの時代・・・

左手の〈ソース〉琺瑯看板が目にとまります。

御笠川の静かな水面に、〈ソース〉琺瑯看板が揺れ動く


快晴のこの日、少しづつ日がかげりだす緑橋です。




(つづく)

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撮影日:1979年 2月 7日
撮影地:貝塚線の終点 貝塚車庫

1979◇西鉄福岡市内線 (4)  貝塚車庫  その1

1979年の西鉄福岡市内線シリーズ
第4回目は、貝塚車庫に佇む 605号です。

前回までは、潟洲町から緑橋電停までの市電を紹介しましたが、
実は、この日(S54.2/7)の撮影は、貝塚車庫から始めたのでした。

このシリーズの仕切り直しでございます。
今回は、撮影のスタート地点である貝塚車庫にまいもどりましょう(*^_^*)


廃止を4日後にひかえた貝塚車庫。
605号が一両、車庫前にて仕業準備を終え佇んでいました。

実は、この605号 7/11の営業最終日の“さよなら電車”をつとめることになります。

最終日の、605号は・・・
前面の「ワンマンカー」表示が “さよなら電車”表示に、
側面の広告板が、“長い間のご愛顧ありがとうございました”に、
そして、前面ライトの周りの花束にリボンを付け、車内にはモールの飾り付けを施された姿でした。


長き福岡市内電車の歴史に、終止符がうたれようとしていた頃、
すぐ近くでは、スマートな地下鉄車両が開業に向けた試運転をしていた貝塚でした。




(つづく)

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撮影日:1979年 2月 7日
撮影地:貝塚線の終点 貝塚車庫

1979◇西鉄福岡市内線 (5)  貝塚車庫  その2

1979年の西鉄福岡市内線シリーズ
第5回目は、前回同様に貝塚車庫の昼下がりです。

木造瓦葺きの車庫事務所
ダルマ転轍機に、電柱の1から8番線の電光表示
バラストもまばらな、土の構内

奥に佇む市電たち・・・

このような情景をぼんやり眺めるのは、
鉄道好きにとっては至福の時です(*^_^*)


こんな昭和を思いおこさせるようなシチュエーションの鉄道風景、
現在は殆ど見られなくなってきました。

わが三池の鉄道も、コンクリート製の電柱に変わり、使われなくなった線路の撤去が進んでいます。
何の変てつもない、ありふれた様な鉄道情景の中に、
そこはかとない魅力を感じます。




(つづく)

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撮影日:1979年 2月 7日
撮影地:貝塚線の終点 貝塚駅

1979◇西鉄福岡市内線 (6)  貝塚駅 その1

1979年の西鉄福岡市内線シリーズ
第6回目は、貝塚線の終点 貝塚駅の様子をお伝えいたします。

貝塚車庫を訪れた後は、貝塚線の終点である貝塚駅にてしばし
電車を眺めます(*^_^*)

廃止寸前とあって、カメラバッグをかかえた同業者が結構見うけられますね~

当時の市電のホームは、写真左手奥が1番線、写真を撮影したこの場所が2番線、
そして、右手前に3番線がありました。

写真奥は、宮地岳線への乗り換え口です。
さらに、右手奥・・・松林が見えている方が貝塚車庫となります。

ここ貝塚駅にて、この日はしばらくの間、色々とアングルを変えながら
去りゆく市電の風景を撮影したのでした。


(つづく)

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