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近代筑紫野のにぎわい展  ~筑紫野市歴史博物館~


筑紫野市歴史博物館にて開催されている『近代筑紫野のにぎわい展』に行ってきました
規模としては小さいものの、見応えある内容でした(*^_^*)
鉄道関係を中心に、展示内容の紹介を簡単にしたいと思いますが、展示の趣旨や内容は、以下の紹介文をお読み下さいませ~

◆秋の企画展では、鉄道・生糸・観光の視点から近代の筑紫野がにぎわった様子を紹介します。明治22年、九州の地に初めて鉄道が開業し、二日市や原田にも停車場がつくられました。九州内陸部まで線路はつながり、人々や貨物を運ぶ手段の要となりました。また大正3年には、長野県の山十製糸が二日市の工場を設立したことで、機械による製糸業が始りました。主要な輸出品であった生糸の生産数は福岡県有数となったようです。
 さらに、鉄道とあいまって、武蔵温泉(現二日市温泉)が観光開発に力を入れ、多くの温泉宿が軒を連ねました。これらのにぎわいは、現代までの街づくりの一端を担い、大きな影響を与えてきたといえるのではないでしょうか。近代筑紫野の姿を是非ご覧ください。
                                       (筑紫野市観光協会サイトより引用)


さて、さっそく鉄道といきましょう
ということで、展示されていた鉄道関係の写真をどうぞ~

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展示会場の一番奥の壁面に展示されていた「朝倉軌道」の写真です
数枚は目にしたことがありましたが、今回初めて目にする写真もありました。

転車台で方向転換中の朝倉軌道3のガソリンカーの写真(上段右)は有名です
木造客車から気動車に改造した代物で、どう見ても日曜大工的な手作り感満載の車輌でございます
一度みたら、そのお顔が忘れられない!(^^)!
鉄道趣味界では、何かと話題の「朝倉軌道」でございますが、何がそんなに面白いのか?
詳しく知りたい方は以下のブログをご覧下さいませ~ 「朝倉軌道」のガソリンカーのことがイラスト付で分かりやすく説明されていてお勧めです

▼56kumaの趣味日記




おっと~ 「朝倉軌道」さんにばかり目が向いてしまいましたが、「太宰府軌道」もお忘れなく
最初は馬車鉄道として開通した「太宰府軌道」は、現在線路敷きを変えて西鉄太宰府線として生き残っております
展示されていた写真から、馬車鉄道時代のものを以下に紹介しておきましょう~


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雪がたいそう積もっていますね(^_-)
近年もこのようなどか雪が太宰府では数回ありましたが、雪の日にも運休することなく馬車鉄道は動いていたんだ
それにしても、優美な形をした客車です。丸い屋根や尻すぼみの形状をした客車本体の姿に目がとまります


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▲ 太宰府軌道と朝倉軌道の展示コーナー




この他、九州鉄道関係の展示も多数ありますが、鉄道以外にも「山十組二日市製糸所」や「武蔵温泉(二日市温泉)」に関する展示があり興味を引きます。
展示会場の入り口付近には、当時の生糸商標がオブジェ的に飾られていて、そのデザインに目を奪われます。ちなみに、今回の展示内容は小冊子にまとめられており、340円にて購入できるのも嬉しいことです。ちなみに、この小冊子の表紙は、山十組二日市製糸所の生糸商標図案が用いられています


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▲ 生糸商標の展示コーナー




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           ▲ 「近代筑紫野のにぎわい」 図録表紙





さらにもう一つ・・・
この展示会での嬉しいこと、凝っているところを紹介

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このように、記念切符に似せた入場券(入場は無料です)がいただけます(^O^)
しかも、切符にパンチを入れてくれる

この切符の裏面にも九州鉄道に関する解説が添えられていて、なかなかの優れものです~
切符には九州鉄道の社章(九のレールを並べたもの)地紋があしらわれている
明治時代の硬券をイメージしてデザインされた入場切符なのであります

会期は、12月17日(日)迄となっていますので、お近くにお越しの際はどうぞご覧下さいませ(~o~)


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