イメージ 1
 
▲上信電鉄 デキ1   2013.12.27 

 
昨年の暮れ~
東京での用事をすませ、ちょっくら高崎までお出かけしました
 
東京駅から、上越新幹線「MAXとき」の2階建て新幹線に揺られ、やってきました高崎へ~(本日は、記録的な積雪になってるようで・・・)
高崎に着くやいなや、“デキ1”を目指して、JR高崎駅西側の上信電鉄の車庫へ
 
うぉー、これぞかの有名なシーメンスの凸型電気機関車 
思わず近寄ってなでてあげました(^_^)v
(もちろん、写真撮影の許可を得ました~線路内には立ち入らないように)
 
わが炭鉱電車の20t電車(NO.1~4、1号機は大牟田市が保管、2・4号機は廃車体で現存、3号機は廃車解体)も、もとはといえばドイツ:シーメンス社からの輸入機関車でございます。上信電鉄の3両のデキ1形電気機関車は、1924年製造で機械部分の製造はM.A.N社となっていますね。(わが20t電車達も、機械部分の製造はM.A.N社だったのかな)かたや、わが20t電車の製造年は1911年で、13歳年上ということになります・・・しかし、悲しいかな原型ではありませぬ(>_<) 運転席部分が拡幅されているのでございます。そして、上信電鉄のデキ車体にあるような製造所を示す銘板がありませぬ
上信電鉄のデキさん達は、原型をしっかりとどめた状態であることから大変貴重な存在であり、そしてまた、三池の機関車とは兄弟のような関係なのであります
 
イメージ 2
 
         ▲車体に残る銘板 NO.1952は、上信電鉄デキ3でございます 

 
 
 
ところで、ドイツ国鉄をはじめ数多くの電気機関車を製造しているシーメンス社ですが、日本には数両しか輸入されていません。旧国鉄のED57(後にED24)2両、三井三池の20tB4両、上信電鉄デキ1が3両、そして尾西鉄道EL1(→名鉄デキ1)1両、合計ちょうど10両ですね。これら10両の内、今も現役である機関車が今回訪ねた上信電鉄のデキ1形の2両(NO.1,3)というわけです。ちなみに、旧国鉄のED57(1928年製造)は箱形の機関車で、国鉄最後の輸入電気機関車、尾西鉄道EL1(1924年製造)は後の名古屋鉄道デキ1で、三池の20tBとよく似たスタイルの凸型機関車であります。
 
解説はこれくらいにして、以下高崎にてご対面したシーメンス社製電気機関車を写真にて紹介しましょう
 
 
 
イメージ 3
 
▲3号機の正面写真~ シーメンス独特の、機能的で優雅な雰囲気をもつ凸型電気機関車

 
 
 
イメージ 4
 
▲これも3号機~ ローアングルにて写してみました。いかにも頑丈そうで無骨な台枠

 
 
 
イメージ 5
 
▲角が丸く銀色に縁取られた窓がいかにもシーメンスです~ 素敵だよー

 
 
 
イメージ 6
 
           ▲ボンネット側面の点検扉って片側だけでしたっけ

 
 
 
イメージ 7
 
▲社紋、車番、銘板、手すり、ドア、ドアノブ・・・どれもがドイツの香りがするよな~

 
 
 
 
 
おまけです~
まずは、上信電鉄ED31 6 廃車体。この機関車って、伊那電鉄デキ6 → 国鉄ED316 → 上信電鉄なんですね。しかも、かつては箱形ではなかった(?_?) ちなみに、芝浦製作所製(1956年)。
 
イメージ 8
 


 
 
 
お次は、新幹線なり~
2階建て新幹線には初めての乗車でした。行きは2階で眺め重視、帰りは1階でのんびり駅弁&を楽しみました。
 
イメージ 9
 

 
(おわり)