石炭産業科学館の収蔵品展
鉄道が結んだ 三池のコンビナート
~石炭が生み出した工場群~
3月17日より、大牟田市の石炭産業科学館にて上記の収蔵展が開催されていますので、早速お出かけしてきました(*^_^*)
実は、今年は三井化学創立100周年の記念すべき年です。
今からちょうど100年前、大牟田の地にて石炭化学コンビナートが産声を上げました。それは、コークスの製造過程で出てくるガスやタールなどの副産物を利用したもので、ここから合成染料や肥料が生産されていくことになるのです。
三井化学(株)においても、創立100周年の記念行事や資料展示が行われる計画があると聞き及んでいます。詳細が分かりましたらこの書庫にてお知らせするとして、今回は石炭館にて開催中の収蔵展を鉄道関係を中心に紹介いたしましょう(^-^)
*収蔵品展での写真撮影はOKということで、収蔵品の一部をここに写真にて紹介するものです
▲通勤列車廃止記念の手ぬぐい
まず目に止まったのがこの手ぬぐい!(^^)! 通勤列車廃止の折りに作成されたもの。
廃止の頃は鉄道趣味も休眠中で、廃止の知らせは新聞で知ることになった管理人であった・・・
▲島 大平さん提供の “缶焚き行進曲”
島さん解説によると~
三池炭鉱専用鉄道汽車庫の缶焚(火夫)仲間で、昭和十八年ごろよりうたっていたうたです
▲専用鉄道で使用された品々
タブレットや尾灯にカンテラ・・・実際に使用されていた品々を見ていると、往時の光景が甦ってきます
▲通勤列車最晩年の写真など
沿線にあった原万田保育園の皆さんが作成した「さようなら つうきんでんしゃ」の文字が泣かせます
▲三池鉄道 全線路平面図
当時の三井三池港務所提供だったかな? どこかの駅に掲示してあったの
だろうか?
▲通勤バスの写真に時刻表など
通勤電車以外にも通勤バスがあったこと、皆さん覚えていらっしゃいますか?
勝立から宮浦までの通勤電車廃止後に、この通勤バスが勝立(東谷)から三川鉱(三池鉱)まで運行されて いました。 “炭鉱電車” ならぬ “炭鉱バス” ですな(^O^)
▲「石炭之木」 三井鉱山株式会社三池染料工業所の製品目録
これは良くできた製品目録です。大きく拡大された「石炭之木」は必見ですよ!(^^)!
この図をみると、いかに多くの副産物があったのかが一目瞭然です。化学に疎い私には、全くどのような代物 なのか分からない名前がいっぱい実になっています(@_@)
以上、鉄道関係を中心にこの収蔵品展をのぞいてみました。
興味がおありの方は、ぜひ大牟田市石炭産業科学館を訪れてみてください。
ちなみに入場料は無料でございます。
▼大牟田市石炭産業科学館HP
▼参考新聞記事(西日本新聞)
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