▲わが谷は緑なりき How Green Was My Valley
息を凝らしてじ~っと見たドラマ
わが谷は緑なりき How Green Was My Valley・・・
わが谷は緑なりき How Green Was My Valley・・・
そうか、そうだよね、その通り~
清水監督の12/24の「制作こぼれ話」を読んで納得。
清水監督の12/24の「制作こぼれ話」を読んで納得。
19世紀末、イングランドはサウス・ウェールズのロンダ渓谷に広がる炭鉱町を舞台にした映画。この炭鉱町住むモーガン家の男たちは、みな誇り高き炭坑夫だった。 しかし斜陽の石炭産業を取り巻く情勢は厳しく、賃金はカットされ組合結成をめぐってモーガン家の父親と息子たちは対立・・・。炭坑夫の一家の生活を通して、夫婦愛、親子愛、恋愛、隣人愛などの人間関係がほのぼのと描かれていきます。
映画の終盤、炭坑から落盤事故を報せる警笛が鳴り響く・・・
監督は、西部劇の神様と呼ばれた ジョン・フォ-ド監督。
第14回アカデミー賞5部門受賞:作品賞、監督賞(ジョン・フォード)、助演男優賞(ドナルド・クリスプ)、撮影賞(アーサー・C・ミラー)、室内装置賞 5部門ノミネート: 助演女優賞(サラ・オールグッド)、脚色賞、劇映画音楽賞、編集賞、録音賞数々の賞に輝く、1941年制作の米国映画の名作です。
映画の冒頭、人々が賛美歌を歌いながら仕事に出かけていきます。
うるわしき 主のみこころ
おん手により 我は行く
み苦しみ 忍びたもう
導き主よ いつの日か
胸深く 刻みませ
おん手により 我は行く
み苦しみ 忍びたもう
導き主よ いつの日か
胸深く 刻みませ
キリスト教世界の日常がここには描かれているように思いますが、そこでNHKドラマ『見知らぬわが町』の賛美歌に該当する歌は・・・もちろん『炭掘る仲間』
1.みんな仲間だ 炭掘る仲間
ロープ のびきる まおろし切羽
未来の壁に たくましく
この つるはしを 打ち込もう
ロープ のびきる まおろし切羽
未来の壁に たくましく
この つるはしを 打ち込もう
2.みんな仲間だ 炭掘る仲間
たたかいすすめた おれたちの
闇を貫く 歌声が
おい 聞こえるぞ 地底から
たたかいすすめた おれたちの
闇を貫く 歌声が
おい 聞こえるぞ 地底から
3.みんな仲間だ 炭掘る仲間
つらい時には 手をとりあおう
家族ぐるみの あと押しが
明るいあしたを 呼んでいる
つらい時には 手をとりあおう
家族ぐるみの あと押しが
明るいあしたを 呼んでいる
4.みんな仲間だ 働く仲間
煙る三池の たてよこ結ぶ
旗に平和と 幸せを
三池炭鉱労働者
三池炭鉱労働者
煙る三池の たてよこ結ぶ
旗に平和と 幸せを
三池炭鉱労働者
三池炭鉱労働者
NHKドラマ『見知らぬわが町』もまた、夫婦愛、親子愛、家族愛、そして郷土愛を描いたドラマであると思います。その根底には、この『炭掘る仲間』の歌心があったと感じます。
国と時代は違っても、同じ炭鉱町を描いた映画 『わが谷は緑なりき』 に、清水監督の思いを見ました。
いつも、わが部屋の本箱に立てかけ眺めていた 『わが谷は緑なりき』 のDVD・・・
もう一度、一人でじっくり視たくなりました。
もう一度、一人でじっくり視たくなりました。
(つづく)