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第一竪坑坑口


深さ273mの坑口が、今も口を開けている

その坑口上の金網に座り込み、深き竪坑をのぞき込む


かつてはこの坑口から石炭が巻き上げられ、選炭場へと運ばれていった
今では、坑口と両脇の堅固な櫓の土台を残すのみ

閉山後、他の坑口はすべて埋められ、コンクリートで封鎖されてしまったが、
ここ万田坑第一竪坑の坑口は、閉鎖されることなく現在もその姿をとどめている

周りをシダで覆われた竪坑の坑底には、地下水が溜まっている
今日のような寒い日は、地熱の関係で蒸気が上がることもあるらしい



万田坑はまだ息をしている・・・



(つづく)