撮影日:2009 7.20
撮影地:三池港
消えるサンデン(旧三川電鉄変電所)奥の人道トンネル
7月20日(月)は「海の日」で、この日に合わせて毎年三池港では“港まつり(ふ頭会場)”が開催されています。これと同時に、閘門をはじめとする三池港周辺の近代化遺産の公開と、ファンクラブ主催の“Tanto Tantoウォーク”が今年も行われる予定でしたが・・・あいにくの強風と雨天のため、ほとんどの行事が中止となってしまいました(*_*)
毎年人気の、巡視船ちくぜんの体験航海も、三池港閘門の公開も無しに・・・
早朝から出陣しよう!(^^)! と、私も予定していましたが朝よりあいにくの雨模様。
いつもの炭鉱電車撮影をあきらめながらも、土砂降りの九州自動車道を駆け抜け一路大牟田へGO(^_-)
いつもの炭鉱電車撮影をあきらめながらも、土砂降りの九州自動車道を駆け抜け一路大牟田へGO(^_-)
その目的は、今回のタイトルにある《サンデン(旧三川電鉄変電所)奥の人道トンネル》にありました。
ファンクラブのブログにて、この人道が取り壊されることを知りもう一度この目に焼き付けておきたいと思った次第です。
ファンクラブのブログにて、この人道が取り壊されることを知りもう一度この目に焼き付けておきたいと思った次第です。
かねてより私のお気に入りの場所の一つでしたが、通路としての機能を果たさなくなってからは、サンデンを訪れたときに、資材置き場と化した通路を眺めるのみでした。
今回、有明海沿岸道路の延伸にともなって解体されるという報に接し、また一つ三池炭鉱関連の遺構が消えていくことを残念に思います。
今回、有明海沿岸道路の延伸にともなって解体されるという報に接し、また一つ三池炭鉱関連の遺構が消えていくことを残念に思います。
専用鉄道をくぐるこの人道トンネルがつくられたのは、三池港築港と時を同じくしていますので、100年余りの時を刻んできたことになります。
三川(四ツ山)発電所脇のこのトンネルを抜けると、三池港の船渠に通じていて、そこにはかつての港務所や今も残る長崎税関三池支署がありました。
三川(四ツ山)発電所脇のこのトンネルを抜けると、三池港の船渠に通じていて、そこにはかつての港務所や今も残る長崎税関三池支署がありました。
HP『大牟田の近代化遺産』中の大正15年の地図にも、はっきりと専用鉄道をくぐるトンネルと港務所に至る通路が描かれています。
↓↓↓
http://yamada.finito-web.com/miikekot15map.htm
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http://yamada.finito-web.com/miikekot15map.htm
往時のことを偲びつつ、最後の写真を撮りました・・・。
▲三池港側からサンデン側を望む
▲三池港側からサンデン側を望む
▲サンデン社屋横からトンネル入り口を望む
▲サンデン社屋の南側(300m程四ツ山寄り)の築堤は、既に削られ分断状態
(つづく)
◇いずれの写真も7/20(月)撮影
◇大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブのブログに、中野さんによる取り壊しに至る詳細な報告がありますので、 詳しくはそちらをご覧下さい。
⇒ http://ameblo.jp/tankou-funclub/entry-10293571003.html
⇒ http://ameblo.jp/tankou-funclub/entry-10293571003.html
◇国土交通省九州地方整備局福岡国道事務所によって、昨年行われた三池港IC~大牟田ICの起工式と簡単 な計画地図はこちら↓↓↓
⇒ http://www.qsr.mlit.go.jp/fukkoku/ir/press/files/h20/h20.7/080708.pdf
⇒ http://www.qsr.mlit.go.jp/fukkoku/ir/press/files/h20/h20.7/080708.pdf