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撮影日:1978 9.17
撮影地:石原産業 紀州鉱山

紀州鉱山軌道 (その2)  板屋駅


紀州鉱山の軌道巡りは、板屋からのはじまり

5万分の1の地形図「十津川」を片手にここまでやってきました
地図をみると、「紀州鉱業所」の記載と、四角い建物の標記がなされています

ここ板屋には選鉱所があり、1号坑口を出てすぐの場所に写真の板屋駅がありました
短い待合室の屋根と、低いホーム

背後の建物は、駅舎ではなくたぶん鉱山の事務所だと思われます

閉山後も往時のままに放置されたままだったのでしょう
人車が10台ほど連なっていました

人車をよく見ると、一台一台が似て非なるもの(@_@)
この写真に写っている、11号と9号の2両を比べてもその違いは明らかです

当時は、短い時間で写真を撮るのが精一杯で、細かく観察する余裕すらありませんでした
30年ぶりにスライドをスキャンして、いまこうやってしげしげと眺め入っている次第です

それにしても残念なのは、機関車が連結されていなかったことです
L形の電気機関車(6t)が活躍していたのですが、板屋ではその姿を見ることはできませんでした


(つづく)