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撮影日:2007 2.10
撮影地:福岡空港

解体される米軍倉庫

今回は、最近のニュースから・・・

福岡空港内に残っていた米軍の倉庫が、6月までに解体されることになりました。
1972年に、板付基地のほとんどが返還されてからすでに36年・・・。
弾薬庫跡を除けば、もう米軍基地があったことを示す建造物は、見れなくなるのではないでしょうか。

この倉庫・・・防衛省九州防衛局によると 「倉庫は平屋建てで1940年頃に建設された」とのこと。
(「  」内は、2/7付 朝日新聞による。 以後も同じ)
ということは、旧日本陸軍の席田飛行場時代からあったということになります(@_@)

ところで、現在福岡県内にある米軍施設は、背振通信施設とこの福岡空港内の倉庫地区の2ヶ所だと思います。
すでに、1998年3月には倉庫で働く日本人従業員が退職、また同年4月には背振通信施設の米国人・日本人従業員が遠隔操作によりともに不要となりました。
従って、現在は福岡県内の米軍基地日本人従業員はゼロとなっています。

かつて板付基地では、朝鮮戦争の頃には約2万人の日本人従業員が働いていました。
もちろん春日のアネクスでも、当時は数多くの日本人従業員がいました。
これら基地内の“リトルアメリカ”に憧れを持った人々がいた反面、福岡では基地による事故などの問題もあり返還運動があったことも忘れてはなりません。
今回の倉庫解体については 「(板付基地返還促進)協議会長の福岡市議会議長は、昨年11月防衛省に改めて返還を要請」と先の新聞記事にはあります。

福岡空港事務所によると 「米軍機の着陸回数は年100回前後で、06年度は108回。米軍佐世保基地などに向けた物資輸送機が中心」ということです。



◆2007 2/9付 朝日新聞の記事を参考にしました