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第4回目は・・・

バルビローリの指揮になる、シベリウス交響詩名曲集からです。

仕事の疲れとストレスが少し残る休日の朝は、シベリウスです。
いつもは、このCDの1曲目、皆さんよくご存じの“フィンランディア”と“カレリア”組曲を聞きます。
“フィンランディア”はもちろんお気に入りですが、私は“カレリア”組曲の3曲目にある「行進曲」が好きです。この曲、シベリウスの曲の中では最も明るく快活な曲だと思います。
この「行進曲」を聴くと元気が出て、明日の活力がわいてきますよ!(^^)!

さて、この活力のもとを私なりに分析してみました(@_@)

これらの交響詩は、もともとフィンランドという国がロシア帝国の圧制下にあったことをもとに、そこからの独立心やレジスタンスとして作曲されています。
その歴史的舞台が“カレリア”地方で、ここはフィン人の発祥の地でもあります。シベリウスはこの“カレリア”地方の民謡や伝説(抒情詩「カレワラ」)に作曲のインスピレーションを得てこれらの曲を作曲したのでした。
“カレリア”はフィンランド人にとってはまさしく精神的な故郷なわけです。

ところで、このCDで元気がわいてくるとうい私・・・ 抵抗する相手は“仕事のストレス” (?_?)
それにしても、これらの曲にはフィンランドの人々の歴史と思いが詰まっています。
歴史や国は違っていても、これらの曲の底流に流れるものが聴く者に感動を与えていることは間違いありません。

最後に、“カレリア”地方のピエリネン湖西側(ロシアとの国境近く)に広がるコリ国立公園の写真を見ながら、このCDの続きを聴こうかな・・・


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◆ウッコ・コリを頂点とした山からの森と湖の眺め
 ちなみに、ロシア帝国の首都であったサンクトペテルブルクは目と鼻の先です
 フィンランド政府観光局のHPより



Recording Data

THE HALLÉ ORCHESTRA

cond.by : SIR JOHN BARBIROLLI

Recording :23-24 Jan.1966

Sibelius

SYNPHONIC POEM “FINLANDIA”Op.26
“KARELIA”SUITE Op11
SYNPHONIC FANTASY “POHJOLA’S DAUGHTER” Op.49
VALSE TRISTE Op.44
RLEMMINKÄINEN’S RETURN(From Four Legends Op.22)
 

1992/東芝EMI