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折り返し 三池港行き

平井駅ホームのすぐ先にある踏切の警報機が、ゆったりとした鐘を鳴らします。

遮断機が降り、折り返しの三池港行き炭鉱電車の発車です。

炭鉱は、三交代制で休みことなく石炭を採掘していました。
一番方は朝4時に出て夕方4時に帰り、二番方は12時に出て夜0時に帰り、三番方は夜8時に出て朝8時に帰りでした。

当時の、通勤電車の時刻表をひもとくと・・・、

平日と社休日の2つの設定がありました。平日の平井行きの列車は、三池港発4時55分発から0時45発の列車まで、計18往復の設定があります。社休日もほぼ同程度の列車の設定がされていましたが、私が写真を撮った午後の時間帯は、通勤というよりは“社宅のおばさん達の買い物列車”的な利用の仕方が多かったように思います。

隣の三井グリーンランドには、今のようなジェットコースターはなく葡萄畑が広がっていて、まだまだのんびりした時代でした。

◆なお列車時刻については、以下のHPにある三池港駅の写真を参考にしました。
 HP 『ちょっと古い鉄道のお話』 特集2 軌道めぐり より “三池鉄道”
  http://www.ne.jp/asahi/tetsudo/miyata/home/index2.html


影日:1978年2月12日
撮影地:玉名支線・平井駅